ピタゴラス学派について

ピアノの音律に使われている調律のシステムはモダンピアノが現在の形態に落ち着いた時から12平均律として定着していますが、時代をどんどんさかのぼって行くとキリスト様が生まれた日を通り越して紀元前580-500年ごろの話しになります。人類最古の音律を考案したのは、かのピタゴラスさんでした。

3平方の定理、ピタゴラスの定理でおなじみにあの方です。
ピタゴラス本人を初めとするピタゴラス学派は万物森羅万象は数字によって構成されていると考えていました。
様々な事が数字によって考察され、その音に関する分野が音律であったというわけです。
それが人類最古の音律ピタゴラス音律となりました。

ピタゴラスは弟子たちに話した事は決して外部で口外してはならないと厳しい掟としていました。
そして弟子たちが発見した事もピタゴラス自らが発見した事とされていました。
もはやピタゴラス学派はほとんど宗教団体と化していたとも言われています。

ピタゴラス学派はますます力を強め政治にも口出しするようになった為、焼き討ちにあったりと言った事件もありました。ピタゴラスさんは数学者としての才能と同時に政治的な能力にも長けた人物だったようです。

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